女満別空港
女満別空港は網走と北見の間にあり、網走へは網走バスが、北見へは北見バスが出ている。今回は羽田からダイレクトに女満別に向かったが、道内の新千歳空港や丘珠空港からも女満別行きの便が出ている。また札幌~北見間であれば、飛行機を使わずともJR特急や高速バスでのアクセスも可能。直線距離でいえば東京~名古屋、大阪~広島ぐらいの距離。
柏陽
北見駅より手前の「工業大学入口」で一旦下車。ここまでくると市内線のバスが15分に1本は来るので、あまり時間を意識する必要もない。あらかじめフリーパスを買っておけば空港線も含めて広い範囲で北見バスを自由に利用できる(リンク)。さてこのあたりはいかにも郊外といった雰囲気で飲食店も立ち並んでいるが、一番の目当ては北海道を中心に展開している「コーチャンフォー」。メインで取り扱っているのは書籍だが、CDや雑貨なども充実しており、店舗の形態としてはフタバ図書などが近い。
個人的には旅行先の書店ではまず赤本売り場を見るようにしている。その街の進学する層の目がどこに向いているか、関東志向なのか関西志向なのかが手に取るように分かる気がするからだ。ここ北見店では北大や札幌学院、北海学園など道内の大学の赤本が充実しており、続いて関東の大学といった具合であった。北見からだと札幌に行くのも遠いためいっそ関東志向が強いのかとも思ったが、結果的に札幌の書店と同じような赤本の並びであった。
三輪
ここから市内線のバスに乗り換え。バスは北見駅を経由し、西側の郊外へ。北見駅では乗客の半分くらい入れ替わったが、残りの半分はそのままだった。終点に近づいてみて納得、西側の郊外は国道39号沿いに大型店舗がキロ単位で立ち並んでいた。このエリア内で生活に必要なものは一通り揃うだろう。こういった郊外の商業拠点がバスの路線網に組み込まれて高頻度に結ばれていることで、世代や生活スタイルに依らない新たな北見の中心地として機能している印象を受けた。(ちなみに釧路や函館もそんな感じ)
とん田通り・イオン
バスで少し戻り、とん田通りを北上する。少し進むと道路を横切る細長い緑地帯が見えてくる。これは石北本線が通っていた跡を公園にしたもので、現在はこの地下に線路が通っている。地上を汽車が通ることはなくなったが、保存されている蒸気機関車から当時の姿が想像できる。
北見の中心市街地付近では、だいたい台地のキワに沿って石北本線が引かれている。そのためこの緑地帯を越えると上り坂が始まる。坂を上ったところにあるのがイオン北見店(元ポスフール北見店)だ。高低差があるため、どこから入るかによって出入り口のある階が異なる。